下戸が酒を語る。

下戸デザイナーが酒を語りデザインします。

君は、ウイスキー角をロックで呑んだことがあるか?

風、強め。

雨、土砂降り。

 

私は台風の日に何を書こうかと考えている。事務所に来たのはいいが…。特にすることが見つかることもなく。ただ、キーボードを打っている。

 

台風で外には出れない。それならば、読んでる人が少しでも暇を潰せたらと思った。そして、私も暇をつぶしたい。

 

暇を持て余した暇人の遊び。

 

私は世界五大ウイスキーにジャパニーズウイスキーが入ってることに疑問を感じる。五大ウイスキーアイルランドスコットランドアメリカ、カナダと日本。日本でのウイスキー製造の歴史はNHKで朝ドラをやっていた「マッサン」のモデルとなった竹鶴 政孝氏が始まりだ。

 

ちなみにウイスキーが日本に初めて持ち込まれたのが黒船で来たペリーさんが持ってきたと言われている。

 

江戸時代からある洋酒…。多分、おいしくないだろう。おいしくないだろう。とわかっているけど呑んでみたい。

 

アイルランドは最古の歴史をもつウイスキーとも言われているし、スコットランドは1853年にブレンデッドが発売されている。アメリカもウイスキーの製造が18世紀からと歴史がふかい。

 

カナダはアメリカが禁酒法時代の1920年から1933年に発展されたと言われいて。日本の歴史は上記に記載している竹鶴 政孝氏を寿屋(今のサントリー山崎蒸留所)に招いたところから始まっている。

 

アイルランドスコットランドアメリカの歴史に比べ、カナダと日本の歴史は浅い。ただ、カナダの発展の仕方は納得できる。アメリカで製造ができなくなって隣国でもあるカナダで製造し密輸をする。そのせいか、アメリカンバーボンの主原料でもあるトウモロコシを使われているものも多い。

 

京都に八つ橋禁止法ができたのであれば近畿五大八つ橋は京都、滋賀、兵庫、奈良、大阪になっていただろし、そのさいに八つ橋たこ焼き味はできていただろう。

 

ただ、日本のウイスキーの評価は世界からの評価が高い。ワールド・ウイスキー・アワードやインターナショナル・スピリッツ・チャレンジなどのコンテストで世界一を何度も輝いている。

 

これを知れば納得はできる。が本音を言えば、最初に世界五大ウイスキー生産地に日本が入っていると聞いたときはにわか信じれなかった。

 

マッサンの影響やハイボールブームでウイスキーという言葉をよく目にするようになった。がウイスキーは少しまえまでは、日本でのハードルは高かったと思う。

 

ビールや日本酒、焼酎、ワインは居酒屋やレストランでいろいろな銘柄を目にする。ウイスキーの銘柄は角瓶やトリス、ニッカぐらいだ。あって2種類。バーへ行かないとウイスキーは楽しめない。

 

だからこそ、世界五大ウイスキーにジャパニーズウイスキーが入っているのには違和感を感じる。

 

日本でのお酒の立ち位置の問題だと推測している。日本でのお酒は料理と一緒に味わうものという考え方が根強くあるからだろう。ビール、日本酒、ワインなど料理と一緒に味わえるお酒が主流だ。そう考えるとウイスキーは料理には合いづらい。

 

が、サントリー社がだしている「ウイスキー 角」は唐揚げとハイボールという組み合わせでCMをながしたら人気に火がついた。もはや、ハイボールに使われるウイスキーはニッカやトリスではなく角のイメージが強いだろう。私は居酒屋でハイボールウイスキーが角でないと頼まない時期があったぐらいだ。

 

余談ではあるが角ハイボールのCMで起用された小雪さんや井川遥さんを見たときに、パナソニック社の「きれいなおねえさんは、好きですか。」のCMを思い出した。

 

そんなことはさておき、1937年に販売を開始されたウイスキー角は2007年のCMを機に「角ハイ」と親しまれる。軽やかな香味とドライな後味な角瓶がハイボールとの相性が良かった。そこで思う。

 

ウイスキー角のロックって呑んだことがない。」

 

ハイボールとして呑むことが定番になった。だからかロックやストレートで呑むという考えがなかった。勝手な解釈だが角瓶のボトル。薩摩切子をイメージした亀甲模様はウイスキーをロックグラスに入れて呑むものだと印象を受ける。そんな、印象を持ったデザインなのにロックで呑んだことがない。

  

っというわけでウイスキー角をロックで呑んでみた。

 

 

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ロケ地:BAR RENÉE(大阪・福島区


 

 

呑む前の勝手なイメージだが、癖があってロックでは呑みづらいと思っていた。しかし、呑んでみたら、そんなことはなく普通に呑みやすかった。少し、加水をしたら甘味も増し呑みやすくなる。ウイスキーが苦手だと思っているかたは加水もオススメできる。

 

そういえば、バーデンダーさんが「角のイメージはウイスキー愛好家が一周回って戻って来るイメージですね。」言っていた。いろいろ呑んできたかたが定番で癖のないの角瓶が落ち着くのだろう。

 

他の国のウイスキーに比べ料理にも合う。日本人がつくる日本人へ向けたウイスキーが世界で異彩をはなつ。と考えると世界五大ウイスキーにジャパニーズウイスキーが入っているのは納得ができる。

 

 

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君は、ウイスキー角をロックで呑んだことがあるか?

 

さて、台風だし帰ろう。

 

発見を発信するデザイン事務所 Speaker Lab

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ビールの味でビールになれる。 〜ヴァイツェン〜

月に一回の更新を目標にしていた。先月、早くも月一回の更新目標は終わる。そこで、気づいたができなかったのは仕方ない。目標というのを無くせばいい。〝書きたいときに書けばいい〟。

 

さて、8月に入って猛暑。元来、汗かきの私は夏になるとカバンに一枚のタオルを仕込ませる。打ち合わせへ行く途中でも汗をかき打ち合わせ中も汗をかく。タオルが無ければ打ち合わせもまともにできないのだ。

 

仕事が終わり、クタクタの疲弊感満載で家につく。冷蔵庫で冷やしてあったキンキンのビールを呑む。この一口のために私は汗だくになりながら働いていたのかと思うことがしばしばある。

 

人生、半分損している。」などの比喩表現は好きではないが、ビールを呑めない人は〝人生、半分損している〟と本気で思うときがある。

 

ビールは本当に不思議なお酒だ。

 

ウィスキーや日本酒、レモンサワーでないとダメだって日はないが、ビールでないと満たされない日は度々ある。初めて呑んだときは苦いし不味い。こんな、飲み物を誰が呑むんだと思ったビールが今は仕事終わりのビール。休日の昼ごはんと一緒に呑むビール。仕事中にバレるかバレないかの背徳感を楽しむビール。ビール…。ビール…。

 

あぁ〜ビールが呑みたい。

 

しかし、不思議だ。30歳まではビールも呑めなかった下戸が今は仕事かえりにビールを買って帰っている。ビールへの憧れはあったけど初めてビールを口に含んだ印象が悪すぎたのか苦手意識しかなかった。

 

ビールを呑めるようになりたかったからシャンディガフから飲み始めてだんだん、ジンジャエールを薄くビールの味に慣れていこうとチャレンジしてみた。

 

結論から言うと私には合わなかった。そもそも、ビールとシャンディガフの味が全く違う。徐々にジンジャエールを薄くしたところでビールの苦みが出てきたらその時点で苦手な気持ちになる。

 

偏にビールといっても100種類以上あると言われている。私もそんなに種類を呑んだことはないが缶コーヒーと違ってビールはスタイルによって味が違う。

 

 

青年失業家の田中泰延さんがツイートしていた内容だ。言われてみたら缶コーヒーって味の区別がつかないことに気づいた。ちなみに田中泰延さん著書の読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術」は絶賛発売中。私も読んだが家に一冊は置いておきたいしスタッフにも読んでほしい。

 

 

田中泰延さんは広告業界におられた方だから、コピーライターさんはもちろんのこと、デザイナー、カメラマン、プランナー営業職の方にも読んでほしいし広告業界以外の業界の方にも読んでほしい一冊。僕も2周目を読み始めている。

 

さて、ビールの話に戻るが…。ビールはスタイルによって味が違う。日本で有名なビールのスタイルはほとんどがピルスナーなので合わないのなら他のスタイルを呑んでみてはいかがだろうか。私がビールの苦みが苦手だけど、克服したいという方にはドイツビールのヴァイツェンをお勧めしている。

 

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長濱浪漫ビール 伊吹ヴァイツェン


 

 

飲みやすいビールで言うとフルーツビールなどがあるが、ビールを克服したいかたにはオススメできない。なぜなら、ビール感がほとんどない。結局、シャンディガフと一緒でビールではない別のお酒になっている。

 

それに比べヴァイツェンはビールだ。苦みがなくまろやかな味わいのビールだ。私はビールが呑めるけど美味しいとは思わない時期にヴァイツェンだけは美味しいと思って呑んでいた。

 

苦みもなくクラフトビールでたまに出会う柑橘系の味もしない。(あの柑橘系の味が苦手。)ネットではヴァイツェンはバナナの匂いがすると聞いていたが、私は感じれなかったが味はバナナに近いフルーティな味がほんのり感じれた。

 

スーパードライキリンラガービールプレミアムモルツ、サッポロなどの有名メーカーを呑んで苦手だった人は一度、ヴァイツェンを試してみたはいかがだろう。味がまろやかなのでまだ、ビールの喉越しを楽しめていない人には味から慣れていってほしい。

 

ビールは不思議なお酒だ。ビールしか満たされない日が私にはある。喉がカラカラで呑んだり、良い一日だったときにビールは格別だ。〝人生、半分損している〟とまではいかないがビールが呑めるようになって私は少し幸福度があがった。

 

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ビールの味でビールになれる。 〜ヴァイツェン

以前、紹介した七本槍と長濱浪漫ビールに一つの共通点がある。それは、滋賀・長浜の酒造メーカーだ。長濱浪漫ビールも七本槍も美味しかった。ビールや日本酒で何を買えば迷ったときは滋賀県長浜市のお酒を買えば外れないと思えるほど美味しいお酒たちに出会えている。

 

しかし、何度写真をみても色気もない不細工な写真だ。なぜ、ビールに泡がたっていない。それだけが今回、悔いにのこっている。

 

発見を発信するデザイン事務所 Speaker Lab

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レモンチューハイ イズ ニュースタンダード

令和元年梅雨、37歳のいまだかつてない無謀(チャレンジ)がはじまろうとしている。

 

早速だがレモンチューハイはご存知だろうか。

 

ビール、ハイボール、に続く居酒屋でも定番のメニュー。甘くて酸っぱい、アクエリアス色の居酒屋やコンビニでも売っている定番のお酒だ。

 

では、レモンサワーはご存知か。

 

こちらも、ビール、ハイボール、に続く居酒屋でも定番のメニュー。無色無臭で味は炭酸水にレモンの味がほんのり感じるクリアな味わいの呑みやすいお酒だ。

 

今のところ、大きく定義があるのだとしたらこれぐれいだと思う。

 

私の認識では、ほとんどの人がレモンチューハイとレモンサワーは同じお酒だと思っている方が多いと考えてる。なぜなら、レモンチューハイと書いていてレモンサワーが出てくるお店がある。逆もあってレモンサワーと書いてレモンチューハイが出てくるお店もある。お店側が定義無視で提供しているのだから我々、消費者が一緒のお酒だと思うのも理解ができる。

 

 

ここで少し、ややこしくなってきているのがレモンリキュールと炭酸で割ったのも出てきた。これをレモンサワーやレモン酎ハイとうたっているお店もある。レモンフィズで良いのではないかとすら思う。もはや、カクテルだ。いやいや、チューハイもサワーもカクテルの定義には入っているのだけど…。

 

ややこしい。

 

もっと、言えばイチゴのリキュールと炭酸水で割ったらイチゴチューハイやイチゴサワーと呼ばれるのか…。

 

考えれば考えるほどややこしい。

 

さらに大阪の飲食店のメニューでは酎ハイのジャンルの中にレモンやらカルピスやらライムなど様々な味がある中、ウーロンハイというお酒も書かれている。酎ハイと一緒のところに書かれているのだからウーロンハイもウォッカベースで割られていると思いきや焼酎とウーロン茶のみだ。単純に焼酎ウーロン割なので炭酸水も入れない。

 

私も過去に飲食店でバイトしているときに間違えてウォッカベースでウーロンハイを作ったことがあるし、焼酎をウーロン茶と炭酸水で割ったこともある。もし、居酒屋でウーロンハイを頼んで違和感がある色と味だったとしても優しく教えてあげてほしい。おそらく、ドリンクを作ったのは新人さんなのだろう。

 

酎ハイとサワー、レシピが違う呑みものが一緒くたになってきているのが現状で、よく分からないまま進化し続けているからややこしいのだ。

 

ただ、お店やバーデンダーさんでカクテルはレシピが変わる。ジンを使うカクテルなのに焼酎を使ったりとバーデンダーさんの解釈の違いや個性を出すために変えているのは理解している。だから、同じレシピでもレモン酎ハイといったりレモンサワーといったりするのはわかる。

 

がやっぱり気になる。

 

宝焼酎

 

〝酎〟ハイって書くんだったら焼〝酎〟ベースじゃね?

 

そもそも、酎ハイの語源は焼酎ハイボールから来ている。関東の下町が発祥とされているが焼酎ハイボールが西日本には受けなかったので甘い酎ハイいわゆるウォッカベースにしたら西日本で広まったと以前酒造メーカーの人に聞いた。もしかしたら憶測かもしれないし嘘かもしれない。

 

信じるか信じないかはあなたしだい。

 

もはや、ウォッカベースになった時点で焼酎ハイボールではなくなったのだが、西日本では酎ハイという名前が定着し、逆に関東は甲類焼酎とレモンを炭酸割がレモンサワーという名前に変化した。なぜ、サワーとなったのかはわからないが歴史や名前の由来、レシピからみてもアベコベになっている。

 

私は大阪に住んでいるということもありレモンチューハイは昔から馴染みがある。レモンサワーというのはここ最近ブームということもありこの1〜2年で知った。今では流行っていることもあり大阪でもレモンサワーという言葉をよく目にする。

 

いろいろお店側も試行錯誤しているのもわかるが居酒屋で「東京チューハイ」とうたっているお店へ行ったことがある。歴史、由来から考えても理解に苦しむ。が東京チューハイとメニューにのせたほうが売れるのだろう。だとすると、お店でレモンサワーという名前にしたら売れて他の店も真似をして定着していったのであろうと思った。

 

ここで、ネーミングが大事なのは理解できた。ただ、あまりにも節操なくさまざまな名前をつけているのには違和感を感じる。焼酎ハイボールから始まったカテゴリーのなかに、チューハイやサワー、ウーロンハイなどの名前がありレシピは決まっているようで決まっていない。バラバラだ。

 

ただ、店側も消費者側も困惑することがあるはずだ。地域関係なしにレシピをベースにしっかりとしたルールを決めて欲しい。

 

そして、何よりも私自身が助かる。私はウォッカベースのチューハイが苦手だ。美味しくもないし悪酔いする。逆に焼酎ベースのチューハイは好きなのだ。飲みやすいし悪酔いしない。料理にも合う。だから、店で注文するときは何で割っているのか確認する。が、通ぶっている感じがしてすごく恥ずかしくなってくるのだ。

 

関東で言われているサワーのレシピが焼酎+炭酸水なのだからチューハイと改名。関西でいうレモンチューハイはスピリッツ(ウォッカやジン)と炭酸水で割ったお酒なのでレモンサワーでいいと思う。また、ウーロンハイとは言わずに焼酎ウーロン割りと言ったほうがわかりやすいしリキュールと炭酸水なら○○○フィズと言ったほうがいい。

 

レモンサワーブーム到来で居酒屋さんが様々なレシピや名前を考えて提供している。好みや苦手もあるので名前もレシピもゴチャゴチャされると頼むほうも躊躇してしまう。流行っているからといってルール無用にするのではなく、ある程度のルールはつくったほうがいいと思う。

 

レモンチューハイ イズ ニュースタンダード

レモンチューハイ イズ ニュースタンダード

今回は自宅で撮影をした。宝酒造の純アルコール度25%が好きなので酒屋を探しまわったけど、どこにも置いてなかくお店の人に聞いたら結構売れているとのこと。仕方なく純アルコール度20%を買って帰った。帰り道に家の近くのコンビニに寄ったら25%を発見したので思わず買ってしまった。

 

思っていたよりもと言ったら失礼だが、下戸の私には純アルコール度20%もあっているみたいだ。

 

発見を発信するデザイン事務所 Speaker Lab

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